今回ご紹介するのは、古くからの会員様のご相談案件です。物件の所有者はお母様ですが、ご高齢になり、2人のご子息への事業承継や物件の老朽化、今後の賃貸経営の見直しが課題になっていました。今回の対談では、長男様に率直なご感想を伺いました。対談中のお写真は、今年7月に建替えた賃貸物件です。

 

【今回の案件の背景】

手塚) T様のお母様が協会にご入会されて17年になります。相続の問題をご相談されたのがきっかけで、それからはご所有されている物件を協会の指定法人(同栄コンサルティング株式会社)で管理させて頂いております。今後はお二人のご子息が物件を管理していく必要性ができたということで、初めて息子さん達とお会いし、老朽化した物件の建替えが実現しました。お母様からご子息への事業承継の第一歩となるわけですが、きっかけなどあれば教えて頂けますでしょうか。

 

T様) 所有物件の状態や今後の賃貸経営について、不安を抱えているというのは、母から話を聞いていました。息子として、いずれ何かしなければという思いはありましたが、具体的なプランが見えずにいました。そんな中、一昨年末に父が糖尿病で倒れまして、それをきっかけに私たち息子も賃貸経営に積極的に関わることになったのです。賃貸については初めてのことばかりで分からないことが多かったため、管理をお願いしている協会(同栄)さんにご相談させて頂きました。

 

手塚) 複数の物件をお持ちですが、最初に取り掛かることになったのが今回の練馬区の物件です。3階建の賃貸マンションで立地は良いものの、老朽化がひどく、ほぼ空室でした。お母様にもリフォームや建替えのご提案をしていたのですが、ご年齢もあり、実現には至りませんでした。息子さんが引き継がれることになり、築年数が古くて収益を生み出していないこの物件の問題解決から取り掛かることになりました。入居者も退去され、改めて物件を見たところ、老朽化が激しいのでリフォームではなく建替えが適しているだろうと判断し、株式会社セレコーポレーションさんをご紹介しました。

 

【法人の設立で所得移転】

手塚)私どもでご提案したのが、お母様の土地の名義はそのままにして、その上に、息子さんが設立した法人名義で建物を建てるという方法です。これはよく使われるやり方で、一番の効果は、賃料収入がお母様から息子さんの法人の収入になるため、所得の移転ができることです。

 

 

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