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ご相談事例

底地・借地権

市街化調整区域においての土地活用の注意点

  • 地方の市街化調整区域に土地を保有しています。地元不動産会社が、当該土地を定期借地契約で借り受け、その土地上に飲食店等を建て賃貸したいから、土地を貸してくれないかという提案を受けています。 私以外に複数の地主から土地を借りて、飲食店舗、ガソリンスタンド、駐車場を建設する予定と聞いております。どのように対応したらよいでしょうか?

 

 

【ご提案・解決法】

(1)先ずは、市街化調整区域内おいての開発は制限されていることから、開発許可が適正に取得できるのか確認した方がよいかと思います。

次に、複数の地主さんへ打診しているようですが、他の地主さんが本当に土地を貸す確度はどうなのか確認すべきです。

つまり、一人でも地主さんが反対すれば、当該計画自体が進展しないことから、その信憑性を確認する必要があります。

 

(2)次に、地元不動産会社からの賃料等の条件を提示してもらい、その条件が適正なのか検証する必要があります。

この点については、不動産鑑定士が適任です。

 

(3)第三に、提示条件がよく、他の地主も概ね合意がとれているのであれば、定期借地契約書の内容を法的に問題ないか確認することになります。

この点につきましては、弁護士が適任です。何れにしても、複数地主の合意があって、はじめて定期借地契約が進展することから、その状況について逐一確認する必要があります。

 

(4)各段階で、専門職による確認が必要であり、当協会でご紹介できますので、必要とあればお申し付けください。