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不動産経営と相続は「いつやるか」?判断のポイント

「いつやるか?」「今でしょ!」すっかりお馴染みカリスマ予備校講師の決めゼリフです。

やるべきこと、やりたいことは先延ばしにせず早めに取り組むことによって、それだけ目的の達成、問題の解決、満足度の高まりが早まるということを端的に表した言葉ですね。

これは勉強に限らずとも、仕事や日々の生活など多くの場面に当てはまる言葉です。

 

 

この言葉が浸透した背景には、やはり、「今やる」というのは非常にエネルギーを要する事であり、誰しもが、心の中では「明日やろう」「そのうちやろう」「必要に迫られたらやろう」と思っていることの裏返しでもあると思います。「明日やろうはバカ野郎」ということわざもありますが、かくいう私も必要に迫られて、やっとこの原稿を書いています。

 

さて、不動産経営においても「いつやるか」という意思決定の場面が度々でてきます。 不動産経営における「いつやるか」という時期の判断は、社会経済情勢や、その人や家族の事情によって変わってきます。例えば、「いつ建てるか、いつ買うか」を検討する場合には、今後も続くであろう建築費の上昇や金利の上昇に、賃料収入の早期確保、相続対策としての相続税の評価引き下げなどを考えると、「今でしょ」という判断になると思われます。

 

また、「いつ売るか」についても、資金の必要性に迫られている場合や、売るつもりはなくても、タイミングよく条件の良い購入希望者が現れた場合などは、これも縁と「今売るか」となりますし、将来の相続税のことを考えるのであれば、現金より評価の低い不動産で保有し続け、相続が発生したのちに売却することにより相続評価引き下げによる節税効果と納税の為に不動産を譲渡した際の税の優遇などを考えると、今ではなく、その時で、という判断になるでしょう。また、不動産が値上がりしそう、値下がりしそうということも、今か、先かという判断材料になりますが、それは単なる予想にすぎません。

 

もう少し、相続税の観点から、今やるか、先にやるかを考えてみますと、今すぐではなくても、そのうちにやらなければならないと考えていることは、「今やる」ことのほうが効果は高くなります。

建物のリフォームや、修繕、設備の更新、また貸地などの範囲を特定するための測量など、お金のかかることは相続発生前の元気なうちにやることによって、結果的に相続財産であるお金が減少し、その分、相続税も減少することになります。

仮に将来の想定される相続税率が50%と仮定すると1000万円のリフォーム代金や測量代金を支払うことにより、1,000万円の現金が減少した分、それに対する推定相続税500万円が減少したことになり、結果的に500万円でリフォームや測量ができたとも考えられます。

不動産経営と相続という観点から「いつやるか」ということを検証しましたが、いつかやらなければならない多くのことは早めにやったほうが良いと言えるでしょう。

昨今の不安定な世界情勢、社会経済情勢などを考えれば明日何が起こるかわかりません。また、健康寿命も限られています。やるべきこと、やりたいことを整理して大きな声で自身に問いかけてみましょう。「いつやるか!?」

・・・・という問いかけそのものも明日以降になりそうです。

 

(著者:不動産コンサルタント 伊藤)

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