今年で29年目を迎え、賃貸経営に関する専門家の解説や、行政ニュース、セミナー開催情報など、お役に立つ情報を掲載しております。
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〈会社訪問〉 ミサワホームMJ株式会社(2024.03)
南極の昭和基地の殆どは、ミサワホームの建物で出来ているのをご存知でしょうか? 今月号は、協会の法人会員のミサワホームMJ本社を訪問し、優れた技術や木造住宅が再評価されている点について、執行役員の南條様に伺いました。
【高性能・高品質なミサワホームの技術】
手塚) ミサワホームMJさんには昨年開催したセミナーで講演して頂き、当協会の会員様で契約された方も数名いらっしゃいます。今回は企業訪問ということで、御社の企業理念や建物の特徴などを深堀りさせて頂きたいと思います。まずは、御社の概要について教えて頂けますか。
南條) 弊社はミサワホームのグループ会社で、「MJ」は「未来of Japan wood」を省略した言葉です。ミサワホームは設立56年目に入りますが、創設以来、新しい発想と新しい技術で、どこにもない住まいづくりに挑戦してきました。木質系住宅に力を入れ、高耐力の木質パネルと面接合して強固なモノコック構造をつくる「木質パネル接着工法」を独自に開発しました。中でも「MJ Wood」はミサワホームの一番新しい工法で、木材の強さにこだわり、全ての柱や梁に最もグレードの高い構造用集成材を使用しています。「MJ Wood」の柱や梁は、全てJAS規格に適合した高性能・高品質のものを使用しており、外面では分からない性能検査にも合格し、確かな強さを実現しています。
また、数年前からカーボンニュートラルが重視され、木造住宅の良さが再評価されています。国土交通省も木造の省エネ住宅を推していますし、木の住まいが、よりスタンダードになっていくと感じています。
手塚) ミサワホームMJさんの高い技術と培われた経験で、在来木造工法に特化されているわけですね。建築されるのは、共同住宅より戸建て住宅が多いのでしょうか。
南條) 最近はアパートが増えてきて、ご自宅用の戸建てが6割、アパートが4割ほどになっています。他に店舗なども手掛けており、様々な用途の建物に柔軟に対応できるのが強みです。
続きは本誌にて…