和楽（会報誌）

会員の片桐様には、令和３年３、４月号でも本紙の対談に出て頂きました。今月号では、墨田区文花で今年５月に竣工した物件を、相撲部屋とシェアハウスとして活用されたということで、改めてお話を伺います。

手塚）以前の対談では、千葉大学と共同で古民家の改修をされたという事でしたが、今回は、建物を相撲部屋＆シェアハウスとして建築されたという事ですね。非常に珍しい活用方法だと思い、関心のある地主さん家主さんもたくさんいらっしゃいますので、今後の有効活用の参考になればと思います。

早速ですが、建物の概要を教えて頂けますでしょうか。

片桐）　重要鉄骨の６階建で

１階：相撲の稽古場

２階：力士の宿舎

３階：親方の住居

２～３階の一部、４階：シェアハウス　全１２室（家賃６万円台）

５階～６階：賃貸住宅（ワンルーム）　全１０戸（家賃８万台）となっています。

角部屋からはスカイツリーも見えて、とても景色がいいんです。

手塚）　シェアハウスを拝見しましたが、きちんと個室になっていて独立性があっていいですね。共有スペースも広々としていて、とても居心地がいいと思います。こちらは以前から建物が建っていたんでしょうか？敷地面積はどれくらいですか？

片桐）　築１００年近い長屋が６軒ありました。それとコインパーキングですね。敷地は２５０㎡くらいでしょうか。

手塚）長屋の方は、立ち退きが大変ではなかったですか？

片桐）　入居者が３軒あり、そのうち１軒は定期借家契約でしたので、立ち退きの話になったのは２軒です。

続きは本誌にて…