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和楽(会報誌)

「和楽」はオーナー様向けに毎月発行している会報誌です。
今年で29年目を迎え、賃貸経営に関する専門家の解説や、行政ニュース、セミナー開催情報など、お役に立つ情報を掲載しております。
東京都、神奈川県などの各市町村をはじめ、首都圏主要都市の行政担当部署にも配布させて頂いております。

会員様の資産活用&相続対策 再建築不可の土地の問題解決事例(2021.12)

【対談者】

会員T様

承継された物件

今月号の対談では、古くからの会員T様の問題解決事例をご紹介します。

お母様がご高齢になり、2人のご子息がそれぞれ法人を設立して事業承継することに。今年の9月号の対談では、お兄様にご意見を伺いました。今月号は弟様にお話を伺います。来年3月に竣工予定ですが、不動産会社からの嫌がらせや、隣人とのトラブルで法的手続きに踏み出すなど、想定外の問題がありました。

 

【都心の人気エリアの物件】

手塚) お兄様が承継された物件は無事に建て替えが完了し、協会の指定法人(同栄コンサルティング株式会社)で賃貸管理をさせて頂いております。すでに入居も始まり、空室は残り1室となっております。

今月号では弟様が引き継がれた物件の1つをご紹介させて頂きたいと思います。物件は都心の人気エリアで駅から徒歩6分の好立地ですが、接道要件を満たしていないため再建築ができない土地です。ここに老朽化したアパートが建っており、どのように再生するかが課題になっていました。再生することを視野に入れて、新規の入居を止めていたため、入居者はお一人だけでした。立ち退きは大家さんにとっては非常に悩ましい問題ですが、T様が所有する他の物件に移転すべく交渉をした結果、借家人に了承してもらい、立ち退きはスムーズに終わりました。

 

【再建築不可になった経緯 ~不動産会社からの悪質な嫌がらせ~】

手塚) T様の敷地は、前面の道路は建築基準法上の道路で幅員は4mあるものの、接道部分が2m未満のため、建て替えが出来ない土地になっていました。この辺の事情はご存知でしたか?

 

T様(弟))物件のことは知っていましたが、そういった事情までは知らず、普通に建て替えができるものだと認識していました。

 

手塚)隣地は数軒の戸建て住宅が建築され、「位置指定道路」という開発道路がつくられていたのですが、そこにも接していませんでした。それどころか、そこを開発した不動産会社がT様の敷地と道路との間に、わざと1㎡にも満たない土地を分筆して、その会社の名義にして、塀も建てていたのです。つまり、不動産会社が恣意的にT様の敷地が接道条件を満たせず再建築が出来ないようにしたわけです。

 

【before 】

【after 】リフォーム中

続きは本誌にて…

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